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モジュール
概要
Pythonではライブラリのモジュールや自作のモジュールなどをimportして使うことができます。
使い方
よく使うシステム日付を取得する場合 "datetime" モジュールを使用します。
その場合、 " import datetime " と冒頭に記載することで、datetimeモジュールの様々な機能を利用することができます。
モジュールの関数を使用したい場合は、importした名前とクラス名・関数名を.(ピリオド)で繋げて呼び出します。

≪呼び出し方≫
						datetime.date.today()
importはどこにでも記述することができます。
Pythonのコーディング規約上、冒頭にまとめて書くことが好ましいとされている為、「冒頭に」と記載しています。

様々なimportの仕方
Javaでimportする場合は必ずStringなどクラス名で指定しますが、
Pythonでは階層ごとにimportを指定することができます。

先ほどのdatetimeモジュールの場合、
datetime の下に date モジュールが存在します。
システム日付を取得するには、
dateモジュールにあるtoday()関数を呼ぶことで取得できますが、
以下のように複数の呼び出し方があります。

≪呼び出し方≫
							import datetime → datetime.date.today()
							import datetime.date → date.today()
							from datetime import date → date.today()
						
みっつ目ではfrom句で親モジュールを指定している為、
子モジュールであるdateまでimportすることができています。

また長い名前を短く省略することもできます。

import datetime as dt とすることで、datetimeにas句でdtというニックネームをつけることができます。
呼び出しを dt.date.today() と少し短くすることができます。
また同名のモジュールを使用したい場合に、名前を付けることで差別化することができます。
自作モジュールについて
便利なモジュールを自分で作ることもできます。
分かりやすいようにそれぞれを定義名にして作成してみましょう。

以下のようなファイルを作成します。

≪filename.py≫
						class moduleclass:
						def testmethod(str):
						print(str)
					
≪呼び出し方≫
						import filename
						filename.moduleclass.testmethod('テストモジュール')
					
出力結果
テストモジュール
					
importにはファイル名を指定します。
呼び出しはファイル名(importした名前).クラス名.関数名のように指定します。
パッケージ
作成したモジュールをパッケージに入れてみましょう。
testフォルダを作成し、filename.pyを入れます。
testフォルダ内に__init__.pyという空のファイルを作成し入れておきます。
この__init__.pyを入れておくことでそのフォルダをパッケージとして認識させることができます。

≪ファイル構成≫
test(フォルダ)-__init__.py(空のファイル)
∟filename.py(自作モジュール)

≪呼び出し方≫
						import test.filename
						filename.moduleclass.testmethod('テストモジュール')
						#または
						from test import filename
						filename.moduleclass.testmethod('テストモジュール')
					
サードパーティ
Pythonには様々なサードパーティによるフレームワークが用意されています。
以下のような方法で探すことができます。
・Google検索などの検索エンジンでWeb検索
・PyPI(Python Package Index) から探す:https://pypi.python.org/pypi
・Github から探す:https://github.com/
・Google Project Hosting から探す:https://code.google.com/hosting/