★はじめに
SEとして働き始めたころ、想像していたイメージとは異なり、メンバー間でのコミュニケーションを頻繁に行うことを求められるのだなと驚いた記憶があります。
社会人としてのコミュニケーションでは、世間話とは違い仕様や実装方法などの連携のため、相手の話を理解する力やこちらの話を説明する力が必要となります。
そこで今回はこういったコミュニケーション能力を高められるようなゲームを実施しました。
★最短でプロエンジニアを育成する事への効果
・メンバーとコミュニケーションをとり、親睦を深める。
・説明力、理解力、情報の整理能力を高める。
★具体的な進め方
■ルール
・とある飲食店にいるお客さんの座席を話し合うことで推測してもらいます。
・各個人にそれぞれ異なる情報を渡し、それを手掛かりに推測をしてもらいます。
・各々が得た情報は、□頭のみで情報を提供してください。
・他人の情報を見たり、自分の情報を見せたりしないでください。
・情報は、そのまま紙に書き写したり、一覧表にしたりしないでください。
・テキストファイル、excelで自分たちの言葉でまとめたり、画像などを見ながら話し合うのは問題ありません。
・情報整理のやり方は自分たちで決めて話し合いをしてください。
・全員が納得して最終的な回答を共有するようにしてください。
■時間配分
・ルール説明(5分)
・ゲーム実施(20分)
・振り返り(5分)
===== 実施結果 =====
チームメンバー5名に実施してもらいました。
話し合いは終始和やかに進み、15分ほどで座席表を埋めることができました。
話し合いを行う際には下記のような工夫が見受けられました。
・Excelで座席表を再現し、みんなで視覚的な情報を共有しながら会話ができた。
・上記の座席表に対して番号を振ることで、無駄なコミュニケーションのコストをとらずに済んだ。
・一人のお客さんの話題が出たら、それに追随して自分の持つそのお客さんに関する情報を出すよう、皆が心がけていた。
現場でも他のメンバと円滑なコミュニケーションで情報連携を行い、信頼されるエンジニアになれるように取り組んでもらえればと思います。