適応力研修

★はじめに

「適応力」とは、環境が変わっても適切に対応し、以前いた環境と同等
もしくはそれ以上のパフォーマンスが発揮できる能力のことです。
コロナ禍によるワークスタイルの変化や、出向先が変わる事など日々様々な環境の変化があります。
その中で柔軟に対応し仕事を進められる能力は必須スキルと言えます。
当研修では、適応力の向上を行いたいと思います。

★最短でプロエンジニアを育成する事への効果

・適応力が求められるような場面について、ロールプレイングを行うことで適応力を高める事ができる。
・ディスカッションにより自身の適応力を分析することができ、強み・弱みを把握する事ができる。
・自身の適応力を分析して高めることにより、プロジェクトで高いパフォーマンスを発揮しプロとしての評価を得ることができる。

★進め方

実際に現場であるような場面を想定したテーマを複数用意し、
それに対して適応力がある人だったらどうするか?をメンバー全員でディスカッションする。

■ディスカッションテーマ

・シーン1
自分以外の自社社員がいない、一人現場に出向する事になった。
出社してみると、周囲の人からは挨拶もなく面識のある人もいない。
リーダーも忙しいためか特に指示もなく、何をしたら良いのか分からない状況になってしまった。

・シーン2
リリースが間近に迫ってくる中、テストも終盤のところで想定外の不具合が検出された。
稼働も高く逼迫した状況だが、リリースまでに全ての作業を完了させなければならない。

・シーン3
既存仕様をよく知らない部分の改修作業の依頼を受けた。
また、作業には自分が今まで触れたことがないツールを利用しなければならない状況になった。
しかし、現場には手順書やドキュメント類が殆どないか、あっても現状とは異なる内容の古いドキュメントばかりであった。

・シーン4
自分の実力以上のスキルを求められる現場へ配属となった。
現場内では技術的なサポートはあまり受けられず、自力で対応しなければならなそうだ。

・シーン5
新たな作業の依頼を受けたが、作業名だけが書かれたスケジュール表を渡されており、
具体的な作業内容や進め方の説明は一切ない。
また、複数の管理者から作業依頼が五月雨に飛んでくる状況になっている。

目安時間:ディスカッション7分、振り返り3分
振り返りでは、自分が現在できているのか、できていないのか、
その適応力を自分が持っているかどうか、ディスカッションで出したものは自分でもできそうなのか等を確認する。