【チームビルディング】Who am I?チーム全員で自分たちの作業を深く知る

★はじめに

業務を行う上で、お客様より要望を受けた際、曖昧でイメージが湧きづらいというケースが多々あります。
的を捉えた質問で、かつ少ない回数のやり取りで、お客様より回答を得て、自身が持つ作業イメージを明確にしていくことが必要となります。
この能力がない場合、お客様との認識のズレに気づけず、受入テスト段階で初めて発覚することもあります。
このグループワークでは、見えない事柄を明確にする為にチームで話し合い、素早く、正確に正解にたどり着く訓練をゲーム感覚で体験してもらいます。

★最短でプロエンジニアを育成する事への効果

  • チームでの会話量を増やしコミュニケーションを活性化させることで、チーム単位での業務効率を上げられる。
  • 質問内容を精査し、取捨選択することで質問力の精度を向上させ、短時間で合意形成を実現することができる。
  • 想像力を養い、ゴールまでの最短ルートを導き出せる思考力を身に着け、的確な判断で業務を遂行できるようになる。
  • チームで何かを達成する喜びを体験し、仕事に対するチーム意識を高めることができる。

★具体的な進め方

1.各チームで相手の名前を話し合って決める。
一般的に知られている名前(人、モノ、場所など)を具体的に。
決めたら、個別にファシリテーターに教える。
ファシリテーターは互いのチームに設定された名前を曖昧にして伝える。

2.1分間で質問3つ決める
個別会話の可能なチャットツール(spatialchatなど)で、各チーム集まって会話する

3.全員集まり質疑応答開始
先攻後攻はじゃんけんなどで決める。
先攻:自分の名前に関する質問を3つ相手に出し、回答してもらう。
後攻:先攻と同じ

4.質疑応答が終わったら、自分の名前を宣言する・しないを決める
宣言する:「私は〇〇です」と宣言し、合っていれば終了。間違っていた場合は、次の質問が3つ→1つになる
宣言しない:次のターンへ。質問は3つのまま

2~4を繰り返し

 

例)

Aチーム:相手の名前を「コーラ」に決定
Bチーム:相手の名前を「麻婆豆腐」に決定
ファシリテーターは、Bチームに「あなたは飲み物です」と伝え、Aチームには「あなたは料理名です」と伝える。
この段階で、Aチームは相手が「コーラ」であることはわかるが、自分自身は何かの「料理名」であると曖昧にしかわからない
Bチームは相手が「麻婆豆腐」であることはわかるが、自分自身は何かの「飲み物」であると曖昧にしかわからない

Aチームの質問:私はどこの国の料理ですか?
Bチームの回答:中国です。
Aチームの質問:見た目の色はなんですか?
Bチームの回答:赤、白、茶色が多いです。
Aチームの質問:私は辛いですか甘いですか?
Bチームの回答:辛いです。

Bチームの質問:私は何色ですか?
Aチームの回答:黒です。
Bチームの質問:私は甘いですか?
Aチームの回答:はい。
Bチームの質問:私はシュワシュワしていますか?
Aチームの回答:はい。

Aチーム:まだ回答できないので次に持ち越します。
Bチーム:わかったので宣言します。「私はコーラです」
ファシリテーター:Bチーム正解!

 

===== 実施結果 =====

  • リーダーシップを取れる人がおり、チームの方針決めやファシリテートなどを行えていた。
  • 意見をたくさん出す人がおり、ブレインストーミングのような回し方も見られた。
  • 実施後のディスカッションにて、各自、自分自身の課題が見えている人が多く、振り返りをすぐ行うことによる効果を実感できた

ゲームで体感し、ディスカッションで振り返れたので、今後の現場作業で行動していけるようにすることが大切であると考える。